- 2016-11-13
- 体質
極度の便秘になると、乾燥肌を引き起こしてしまうことがあります
排便は毎日あるのが正常と言われていますが、2~3日に1回でも色や形、量などが正常であれば便秘とは言いません。
逆に毎日排便していても、量が少なかったり硬かったりなど、問題があれば便秘と言います。
腸内に長く便が溜まることで、毒素などが発生し腸はそれを吸収し、体に送ってしまいます。
するとそれが少しずつ溜まり、皮膚は機能が低下してしまい、乾燥肌やニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
腸内環境の悪化が肌トラブルに発展する可能性があります
便秘までならなくても、栄養素を吸収する働きをする腸が不調になってくると、必要な栄養が身体の隅々まで行き渡らなくなり、皮膚の機能が低下し、肌が荒れたり、乾燥肌になったりすることがあります。
便秘になり長く便が腸に留まると、腸内環境を整えている善玉菌が減少し、有害物質やガスを作り出す悪玉菌が増加します。
すると通常、体外に排出していた毒素が腸内に留まってしまいます。
悪玉菌が発生させた有害物質やガスは、吸収され血液によって体へと運ばれていきます。
すると肝臓などに負担をかけてしまったり、肌に毒素などを届けてしまったりして、乾燥肌やニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
また、便秘とは原因は様々ですが、本来の体の働きが滞っている状態のため、自律神経の乱れや、新陳代謝が正常に機能していないという状態です。
そのためお肌のターンオーバーもうまくできにくくなっているため、肌荒れしたり乾燥肌になったりするとも言われています。
便秘の改善方法を実践しましょう
便秘の解消法には次のような方法があります。
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、バランス良くどちらも摂るようにしましょう。
発酵食品やビフィズス菌などの乳酸菌や、オリゴ糖などを摂るように意識しましょう。
便を柔らかくするために、毎日2Lを目安として水を飲むことが大切です。
冷えた水はお腹を下したり、体を冷やしたりしてしまうため、冷たすぎる水は控えてください。
常温の水がよいでしょう。
胃や腸を休ませ、自律神経を正常にするためにも、夜更かしなどはせず十分に睡眠をとるようにしましょう。
なかなかストレスを解消するのは難しいかもしれませんが、ストレス解消法を見つけ、できるだけストレスを溜めないようにしましょう。
運動不足や筋力が低下すると便秘の原因になります。
腹筋運動などをして筋力をつけ、腸を刺激しましょう。
腸は朝に活発に働くので、朝食は抜かないようにすることが大切です。
便が出やすくなるように、しっかりと量を食べ便のかさを増やしましょう。
長期間の便秘は放っておくと、深刻な病気になる可能性があります
排便は毎日あるのが正常ですが、2~3日に1回でも量などが正常であれば問題ありません。
逆に毎日出ていても量が少ないなど、問題があれば便秘と言います。
では長期的な、慢性の便秘とはどのくらいの頻度や期間のことを指すのでしょうか。
これには明確な定義はないですが、排便が週に2回以下で一カ月以上続く場合を、「慢性便秘」ということが多いようです。
便秘を放っておくと、肌荒れしたり乾燥肌になったりするだけでなく、身体にも非常に危険です。
腸に長く溜まった便は水分が吸収されるため、乾燥して硬くなります。
そして新しい便が更に留まり、便はどんどん溜まっていってしまいます。
本来であれば毎日体外に便とともに排出されるはずの毒素が、腸内に留まってしまい動脈硬化や大腸がんなどの深刻な病気に発展してしまうことがあります。
便が1週間以上出ない、お腹が張る、便やおならが異様に臭い、排便する際に痛みや違和感がある場合は、放っておかずにできるだけ早めに病院へ行きましょう。
(まとめ)便秘が乾燥肌の原因になるの?
極度の便秘になると、腸内に溜まった毒素などが吸収され、肌にも運ばれてしまい、乾燥肌や肌トラブルを引き起こす原因となります。
便秘が続いていて、乾燥肌の症状が出ているのであれば、便秘が原因かもしれません。
便秘になると、腸内で作られた毒素が吸収され、肝臓に負担をかけたり、肌に毒素を届けてしまったりして乾燥肌を引き起こします。
また、便秘のときは自律神経や新陳代謝が正常に機能していないため、ターンオーバーをうまくできないことも原因と考えられます。
便秘の解消法として、食物繊維や善玉菌を増やす食品や、水を多めに摂るようにし、規則正しい生活をするようにしましょう。
便秘は食生活も大きく影響しているため、食生活を見直しバランスのよい食事を摂るようにすることも大切です。
長期間の便秘は、乾燥肌や肌トラブルを引き起こしてしまうだけでなく、動脈硬化や大腸がんなどの深刻な病気に発展してしまうことがあるため、放置せずできるだけ早めに病院で診てもらいましょう。

