- 2016-9-15
- 生活習慣・環境
熱いお風呂に長時間浸かると乾燥肌を引き起こしてしまうことがあります
熱いお湯は皮膚への刺激が強く、長く湯船に浸かると肌の保湿成分であるセラミドが溶け出してしまうため、乾燥肌の原因になります。
乾燥肌の方は、ぬるめのお湯に浸かるようにしましょう。
敏感肌や乾燥肌はできるだけ刺激を与えないようにすることが大切です。
お風呂上りにどこが乾燥するのかで原因は違ってきます
お風呂上りに乾燥する場合は、主に2通りあります。
それぞれの原因を紹介します。
お風呂上りに体全体が乾燥する場合は、熱すぎるお湯に長く浸かっていることが原因かもしれません。
熱いお湯に浸かると、肌のうるおい成分であるセラミドなどが溶け出して乾燥肌を引き起こしてしまう恐れがあるからです。
また、体をナイロンタオルやスポンジでゴシゴシと洗ってしまうのも、乾燥肌の原因になります。
お風呂上りに顔が乾燥する場合は、クレンジングや洗顔方法に問題があるかもしれません。
クレンジングは落ちにくいようにできているメイクを落とすものなので、とても強力です。
そのため、どうしてもメイクや汚れだけではなく、セラミドなどのうるおい成分まで落としてしまい、お肌にダメージを与えてしまいます。
クレンジングをするときにクルクルとマッサージなどをしている方も多いでしょう。
実はそれも肌には負担になっています。
また、洗顔する際もゴシゴシ肌と摩擦させるような洗い方をしたり、シャワーを直接かけて洗ったりしていることが原因の場合もあります。
正しい入浴方法や洗い方を知ることが大切です
体や顔は、手で優しく洗うようにします。
本来、汗やほこりなどはぬるま湯だけで落とせるといわれています。
皮脂は石鹸などを使わないと落ちませんが、乾燥肌など敏感肌の人は毎日使う必要はありません。
毎日石鹸を使うのは、汚れやすい部位や皮脂分泌の多い頭や脇、手足などだけで十分です。
また、液体のボディーソープに含まれる界面活性剤などの成分は、汚れを落とすと同時に肌の潤いまで落としてしまいます。
弱酸性タイプの液体ボディソープに使われている合成洗剤は、肌に残りやすくそれが刺激となりかゆみなどを引き起こすことがあります。
肌の刺激となる界面活性剤などが無添加の固形石鹸などを選びましょう。
特にクレンジングは、肌への刺激となる成分が無添加なものを選び、肌と摩擦が起こらない適量を取り、指の腹でなじませてメイクを落とします。
できるだけ早く済ませすぐにぬるま湯で落としましょう。
洗顔料も同様に刺激の少ないものを選び、肌と摩擦しないように気を付け、手ではなく泡で洗うように意識して洗いましょう。
乾燥肌を引き起こさないように工夫してみましょう
湯船に浸かることで皮膚がふやけてしまい、肌の潤い成分であるセラミドが溶け出してしまいます。
この状態の時にゴシゴシと身体を洗うと、さらに潤い成分を奪ってしまい、乾燥肌を引き起こしてしまう可能性があります。
肌に残ったシャンプーがかゆみの原因になることもあるので、シャンプーしてから体を洗い、湯船に浸かるようにしましょう。
水道水には塩素が入っています。
一番風呂に浸かると、潤い成分である皮脂やセラミド、ミネラルなどを流出させ、保湿力を低下させてしまうため、乾燥肌の原因にもなります。
みかんなどの柑橘類の皮をお風呂に入れることで、柑橘類の皮のビタミンCが塩素を中和して、髪や肌を守ってくれます。
(まとめ)乾燥肌を引き起こしてしまうお風呂の入り方とは?
熱いお風呂に長時間浸かると、肌の保湿成分であるセラミドが溶け出してしまい、乾燥肌の原因になります。
37~40度のぬるめのお湯に5~10分程度浸かるようにして乾燥肌を防ぎましょう。
間違ったお風呂の入り方や洗い方をしてしまうと、乾燥肌を引き起こしてしまうことがあります。
体が乾燥する場合は、お風呂の温度や洗い方、顔が乾燥する場合は洗顔やクレンジング方法に問題があるといえます。
肌の潤い成分を奪わないために、体や顔は優しく洗うように心がけましょう。
特にクレンジングをする際には注意が必要であり、肌を傷つけないように意識して洗うことが大切です。
乾燥肌の原因となる為、お風呂に浸かる前に髪や体を洗います。
また、一番風呂に入るときは水道水の塩素をダイレクトに吸収してしまうので、みかんなどの柑橘類の皮を入れるなどして、塩素を中和してから入浴しましょう。

