- 2017-6-15
- 生活習慣・環境
起こりやすい肌トラブル、そして対策法は季節別に違いがあります
肌トラブルの80%が紫外線によるものだといわれているくらいですから、通年を通して紫外線対策はしておきましょう。
特に、春~夏にかけて紫外線対策を重点的に、秋は夏に受けたダメージの軽減を、冬は乾燥に負けないよう保湿を意識したケアを行っていくとよいです。
目次
季節によって温度や湿度に違いがあり、起こりやすい肌トラブルも異なります
季節によって起こりやすい肌トラブル、そして対策法が微妙に異なります。
まずは季節別に起こりやすい肌トラブルを比較してみましょう。
春の肌トラブルはカサつき
冬に比べて温度は上昇するものの、それに伴い皮脂の分泌が盛んになります。
そのため、吹き出物やニキビなどができやすくなるといえるでしょう。
また、花粉などのアレルギーにより、皮膚に症状が出る人もいます。
まだ湿度が低いため、乾燥によるカサつきも起きやすいです。
夏の肌トラブルは日焼け
夏は一年を通してもっとも紫外線量が多くなる季節だと言われています。
この季節の肌トラブルは日焼けによる炎症やシミ、そばかすなどが挙げられます。
また、気温も湿度も高いため、べた付きや毛穴に皮脂が詰まりやすいといったトラブルもみられます。
秋の肌トラブルは夏疲れ
夏に受けた紫外線ダメージなどを直に受けてしまうのがこの季節。
日によっては温度や湿度が低いこともあり、肌のバリア機能も低下しているところに乾燥ダメージを受けてしまう可能性があります。
冬の肌トラブルは乾燥
この季節は気温、湿度ともに一年で最も低いといえます。
乾燥が原因によるシワ、冷えが原因の肌のくすみなどに繋がる恐れがあります。
紫外線は様々な肌トラブルの原因になるため、年間通して対策が必要です
一年を通して気を付けたいのが紫外線によるダメージ。
夏だけでなく、春や秋、そして冬にも紫外線は降り注いでいます。
肌トラブルを起こす原因の大半を占めているといわれる紫外線、お肌にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?
まず、私たちが影響を受けやすいとされている紫外線は「UV-A」と呼ばれているものです。
このUV-A=A波は皮膚の真皮層にまでダメージを与え、ハリや弾力を保っているコラーゲンの破壊を引き起こすといわれています。
つまり、A波を浴びることはシワやたるみなどの肌トラブルの原因になると考えられているのです。
プラスで表示される「PA」の値が多いほど、A波からお肌を守る力が強いといわれています。
また、シミやそばかすなどの原因となる紫外線は「UV-B」と呼ばれているものになります。
このB波のお肌への影響は非常に強く、最悪の場合皮膚がんをも引き起こすといわれています。
1~05の数値で表示される「SPF」の値が大きいほど、B波からお肌を守る力が強いと言われています。
春から秋にかけて紫外線対策を、冬は乾燥しないためのケアを重点に置くと良いでしょう
それでは、季節別に実践したい肌トラブル対策を見ていきましょう。
春は洗顔と保湿
ゆらぎがちな春のお肌は外部刺激に弱いため、カサつきが起きないよう保湿することが大切だと考えられます。
また、皮脂の分泌が多くなり、花粉によるアレルギーを起こす可能性も高まりますので、毎日の洗顔を丁寧に行うことが大切です。
夏は紫外線対策
夏の紫外線ダメージを秋に持ち越さないためにも、しっかりと紫外線対策を行う必要があります。
外出時にはUVカットの日焼け止めクリームを塗り、帽子や日傘、サングラスなどを使用して二重に対策するとよいです。
また、紫外線ダメージを軽減するといわれているビタミンCを補給するとよいです。
秋はバリア機能の向上
夏に受けたダメージにより、お肌のバリア機能が低下する傾向にあります。
また、朝晩と日中との気温差が大きいため、乾燥しやすくなる時期でもあるといえます。
少し早めに、冬に向けて保湿ケアを行っていく必要があります。
冬は保湿
冬はとにかく保湿ケアに集中したいところです。
室内に暖房が入っている場合、エアコンの風により乾燥はさらに進みます。
加湿器を導入する、マスクを着用するなどしてお肌の湿度を保つとよいです。
また、水分補給をして内側から潤いを保つことも大切です。
(まとめ)季節別に起こりやすい肌トラブルの対策法とは?
肌トラブルの大きな原因となるのが紫外線だといわれており、季節に関係なく紫外線対策が必要です。
春と夏は紫外線対策を、秋は紫外線ダメージの軽減を、冬は保湿……と季節に合ったケアを中心にしていきましょう。
春はカサつき、夏は紫外線、秋は夏疲れ、冬は乾燥……と、季節によって起きやすい肌トラブルは異なります。
なぜなら、気温や湿度、紫外線の量などに違いがあるからです。
夏以外でも気を付けたい紫外線からのダメージ。
コラーゲンの破壊を促し、シワやたるみなどの原因になり得るA波、シミやソバカスなどの原因になり得るB波、それぞれを防御する度合いは「PA」「SPF」とされています。
春は洗顔と保湿のバランスに気を付け、夏は徹底した紫外線対策を実施し、秋は冬に向けてバリア機能の向上を行い、冬は保湿ケアを中心に行うことで、肌トラブルをできるだけ避けるようにしましょう。

