- 2018-3-25
- 生活習慣・環境
PM2.5対策のためのスキンケアのポイントは洗顔です
PM2.5対策のスキンケアで重視したいポイントはいくつもありますが、中でも洗顔の重要性は大きなウェイトを占めます。
何故ならPM2.5は粒子が大変細かく、しっかり洗い流さないと皮膚に付着したまま堆積してしまうからです。
取り除けなかったPM2.5は、毛穴に炎症を起こし、かゆみや肌荒れの原因となることがあります。
PM2.5をきちんと洗い流すことを怠れば、いくら保湿を行ってもスキンケアの効果を充分に得られるとは言いにくいでしょう。
目次
PM2.5対策のための正しい洗顔方法について知りましょう
PM2.5によって肌荒れを起こした肌はとても敏感になっています。
ほんの少しの刺激でもヒリヒリとしたり、かゆみを生じたりするため、洗顔時には肌をやさしく洗い上げる必要があります。
敏感肌のための正しい洗顔方法
洗顔する前に手を洗うことは意外と見落とされがちですが、手を清潔にしておくことは洗顔の基本と言えます。
手に汚れや油分がついていると泡立ちが悪くなり、肌に負担をかける原因になるからです。
まず洗顔料を手に適量を取って顔全体に広げていきますが、この時手のひらは濡らした状態にしましょう。
少量の水またはぬるま湯を数回に分けて加え、しっかりと泡立てていきます。
目安としては泡が逆さにしても手のひらから落ちないくらいが、ちょうど良く泡立った状態です。
次にたっぷりの泡で肌をなでるように洗っていきますが、肌をこすって刺激を与えないようにしましょう。
顔全体をまんべんなく洗ったら、泡が肌に残らないようにぬるま湯で丁寧にすすぎをします。
熱いお湯ですすぎをすると肌の保湿成分が奪われてしまうため、すすぎは必ずぬるま湯で行います。
またクレンジングをする際は、必要以上に洗いすぎないようにしましょう。
肌の潤いを保つのに必要な脂分まで洗い落としてしまうと、乾燥が進んで肌荒れの原因になります。
肌質に合い、肌に負担なくメイクを落とせるクレンジングを選びましょう。
PM2.5は大気汚染の原因物質のひとつです
肌トラブルを起こす原因のひとつであるPM2.5とは、一体どのようなものなのでしょうか。
PM2.5は微小粒子状物質とも呼ばれており、自動車の排気ガスや石炭の可燃による煙などに含まれる微粒子の総称です。
中国大陸から飛来する大気汚染物質だと言われており、呼吸器系や循環器系への影響も懸念されています。
PM2.5の主な成分は硫酸塩であり、他にも亜鉛、銅、錫などの重金属が含まれています。
粒径2.5マイクロメートル以下で、スギ花粉よりも粒子が小さく、髪の毛の太さの1/30ほどという非常に微細な物質です。
特に春になると黄砂と共に日本に飛来し、さらに花粉の時期と重なってしまうため、肌トラブルやアレルギー症状を悪化させる原因になると言われています。
日本では2009年(平成21年)にPM2.5に対して、環境基準(1日平均、1立方メートルあたり35マイクログラムまで)を設定しています。
しかしながら、中国で発生したPM2.5が偏西風の影響が強い1~3月にかけて日本に飛来し、各地で日本の環境基準を超える値を観測することもあります。
ビタミンCで肌の酸化反応を防ぎましょう
PM2.5による肌トラブルや酸化反応を防ぐのに効果があるとされているのが、ビタミンCです。
ビタミンCは口から摂取することも有効ですが、尿と一緒に身体から排出されやすいため、飲むタイミングを見極める必要があります。
スキンケアアイテムの中にもビタミンCが配合されているものが多くあるので、自分に合ったものを見つけてみましょう。
美白成分として知られているビタミンCですが、抗酸化作用、コラーゲン産生促進作用など、美白以外にもさまざまなメリットがあります。
肌が刺激を受けたり乾燥したりすると活性酸素が発生して細胞が酸化しますが、ビタミンCにはこの細胞を守る力があるとされています。
ビタミンCは細胞の身代わりとなって活性酸素に酸化されることで、肌の細胞を守ります。
この抗酸化作用が途切れないよう、日常的にビタミンCが含まれたスキンケアアイテムでケアすることが効果的です。
(まとめ)PM2.5対策のためのスキンケアで大切なことは?
PM2.5対策のスキンケアで特に重視したいポイントは洗顔です。
きちんと洗顔を行いPM2.5を洗い流さなければ、いくら保湿をしてもスキンケアとしての効果は期待できないからです。
PM2.5によって肌荒れを起こした肌はとても敏感になっているため、洗顔の際は肌に負担をかけないことが大切です。
洗顔はたっぷりと泡立て、その泡で肌を包み込むように洗いましょう。
最後に洗い残しがないよう、ぬるま湯ですすぎをしっかりと行います。
肌トラブルの原因であるPM2.5は、中国大陸から飛来する大気汚染物質だと言われています。
春になると偏西風に乗って黄砂と共に飛来し、花粉シーズンとの重なりにより肌トラブルやアレルギーの原因となることがあります。
ビタミンCには美白効果以外にも、抗酸化作用、コラーゲン産生促進作用などのメリットがあります。
ビタミンCの作用を維持するためにも、日常的にビタミンCが含まれたスキンケアアイテムでケアするのがおすすめです。
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