- 2017-5-15
- 症状
肌トラブル「クマ」の原因は、色・種類によって異なるといわれています
実は、クマには大きく分けて3種類あるといわれています。
「青クマ」と呼ばれるクマは、血行不良が、「茶クマ」と呼ばれているクマは色素沈着が、「黒クマ」と呼ばれているクマは皮膚のたるみやへこみなどが主な原因であると考えられています。
また、クマの種類によって対策法も異なります。
目次
青クマ、茶クマ、黒クマ……対策の前にそれぞれの原因を知っておくことが大切です
クマには大きく分けて三種類があると考えられているため、クマのタイプ、そしてクマができている原因を知らなくては、対策のしようがないといえるでしょう。
ここでは、それぞれのクマができる原因についてみていきたいと思います。
青クマ
このタイプのクマは、血行不良が主な原因とされています。
そもそも血行不良になる原因として考えられるのは、目の疲れや睡眠不足、ストレスなどですが、冷え症の人も血行不良になりやすい体質だといえます。
特に、現代人はオフィスワークでパソコンやスマートフォンなどを長時間見続けることが多いため、青クマになりやすい人が多いといわれています。
茶クマ
このタイプのクマは、色素沈着が主な原因とされています。
目の下の皮膚にメラミン色素やシミなどが集中して沈着してしまってできるため、目元全体が暗くくすんだ印象に見えることが多いです。
黒クマ
黒クマは二つのタイプに分けることができ、一つは目の下の脂肪が少なかったり、加齢により皮膚のたるみが起きへこんだように見えたりするというものです。
二つ目は、加齢により眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる、目の周りを囲んでいる脂肪が飛び出して膨らむことによってできるものです。
クマの種類によって適切な対策、化粧品を選びましょう
「自分のクマがどのタイプのクマなのか分からない……」という人は、今から紹介する方法を用いて、クマの種類を判別し、それぞれに合った対策法を実践していきましょう。
青クマ
目の下の皮膚を引っ張ってみた時に目立たなくなる場合、青クマである可能性が高いです。
青クマは目の周りの血行を促進することが重要な対策法となります。
おすすめは洗顔前、または洗顔後に行う蒸しタオルです。
また、アイクリームなどを用いたマッサージのほか、身体全体の血行を良くすることも大切です。
適度な運動を心がけ、毎日入浴するなど身体を温める方法を実践してください。
青クマにはビタミンKの配合された化粧品が有効だといわれています。
茶クマ
目の下の皮膚を引っ張っても、上を向いても変わらないという場合、茶クマの可能性が高いです。
茶クマは色素沈着が原因となっていることから、肌を美白することが大きな解決策だといわれています。
最近増えている「ビタミンC誘導体」が配合されている化粧品を使うことをおすすめします。
黒クマ
顔を上にあげるとクマが薄くなる場合、黒クマである可能性が高いです。
目の周りの筋肉(眼輪筋)を鍛えること、ハリを持たせることが対策法として挙げられます。
目を強く瞑ったあとに目を大きく見開くといった目の筋トレを行うとよいです。
また、コラーゲンやヒアルロン酸などが配合された化粧品を使うと効果が得やすいです。
身体の不調を感じている場合、病気が原因のクマという可能性があります
これまでに紹介したクマの原因の他にも、病気が原因でできているクマも存在します。
ですから、クマができると同時に体の不調を感じている人は、別の病気を疑った方がよい可能性もあります。
たとえば、身体の疲労感がとれない、倦怠感があるという人は、貧血を起こしている可能性があります。
貧血は、特に女性の方に多いと言われていますが、原因としては赤血球内のヘモグロビンの不足が考えられます。
普段から鉄分を摂るように心がけると良いです。
また、バセドウ病という病気をご存知でしょうか。
本来は甲状腺ホルモンの過剰分泌により起こるものですが、症状としてクマが挙げられています。
黒クマと同時に甲状腺の腫れや手足の震え、脈の速さなどを感じる方は一度バセドウ病を疑った方が良いかもしれません。
(まとめ)疲れ顔になる肌トラブル「クマ」の原因とは?
クマには血行不良が原因の「青クマ」、色素沈着が原因の「茶クマ」、皮膚のたるみが原因の「黒クマ」の三種類あるといわれており、クマのタイプによって対策法が異なります。
青クマは目の酷使や冷え症などが原因の血行不良によるクマ、茶クマは目の下の皮膚にできた色素沈着によるクマ、黒クマは皮膚のたるみや眼窩脂肪の突出によるクマであるといわれています。
クマのタイプが判別できたら、それぞれに適した対策法をとっていきましょう。
青クマは血行を促進すること、茶クマは美白すること、黒クマは眼輪筋を鍛えることを中心に行うと良いです。
体調が芳しくないという方は、貧血が原因となっているクマやバセドウ病の症状であるクマである可能性も考えてみましょう。
セルフケアで改善されない場合、医師に相談することをおすすめします。

