- 2017-9-15
- 症状
「痛い」と感じる肌トラブルは、肌のバリア機能が低下することで起こるといわれています
肌が痛いという肌トラブルの原因にはさまざまなものが考えられています。
例えば、敏感肌や乾燥肌により皮膚の角質層が薄くなり、肌のバリア機能が低下している状態にあることが挙げられます。
肌のバリア機能が低下していると、少しの外部刺激でも影響を受けやすいといわれており、ピリピリとした痛みを感じることもあります。
目次
肌にピリピリとした痛みを感じる原因には様々なものがあります
季節の変わり目に多い、「肌にピリピリとした痛みを感じる」という肌トラブルですが、これには様々な原因が考えられています。
ここでは、その原因をいくつかご紹介していきます。
乾燥肌、敏感肌
肌がピリピリする原因としてまず考えられるのが、乾燥肌や敏感肌です。
いずれのお肌の状態も、乾燥が主要因となって起こるものですが、皮膚の角質層が薄くなるという共通点を持っているといわれています。
日焼け
アウトドアを楽しむことの多い方は、日焼けによるやけどの可能性もあります。
日焼けは夏の時期だけでなく、一年通して起こるものなので注意が必要です。
栄養不足
偏った食生活をしていたり、インスタント食品中心の食事をしていたりすると、栄養不足で肌が荒れやすくなるといいます。
肌荒れによりピリピリ感を感じることもあるため、ビタミンやミネラルなど不足しがちな栄養素をきちんと摂ることが大切です。
カミソリ負け
ムダ毛を自己処理する人は、知らず知らずのうちに肌にダメージを与えている可能性があります。
カミソリ負けにより肌荒れを起こし、痛みを感じることもあるといいます。
乾燥肌や敏感肌は皮膚の角質層が薄くなっている状態といえます
肌にピリピリとした痛みを感じる原因のひとつに、乾燥肌や敏感肌というものが挙げられますが、そもそも、これらの肌トラブルはなぜ起きてしまうのでしょうか?
乾燥肌は文字通りお肌の乾燥により起こるものと考えられています。
敏感肌もお肌の乾燥を主要因とされていますが、加齢や不適切なスキンケアなどによっても起こり得る症状です。
敏感肌になると、皮膚がひ薄化(薄くなる)してしまう可能性があります。
乾燥肌も敏感肌も、皮膚の角質層が薄くなっていることが共通しており、その状態の時は、肌のバリア機能が低下しているといわれています。
肌のバリア機能が低下していると少しの外部刺激でも影響を受けやすくなってしまい、肌の深層部にある神経に刺激が伝わることや、真皮層で炎症が起こることがあります。
ピリピリとした痛みを感じるのは、そのためだといえるでしょう。
角質層がほとんどなくなった状態になると、いわゆる「ビニール肌」になってしまい、ピリピリとした痛みを感じるだけでなく、お肌のキメがなくなってしまいます。
肌がピリピリと痛い時の対処法は、しっかりと保湿を行うことだと考えられています
では、肌がピリピリと痛いと感じた時、どのように対処すればよいのでしょうか?
まず、乾燥肌や敏感肌が原因と考えられる場合、しっかりと保湿を行うことが大切です。
乾燥肌は角質層の水分量が通常の30%以下の状態だと考えられています。
敏感肌の場合にもいえますが、角質層を育てるためには保湿が不可欠といっても過言ではありません。
また、古い皮膚から新しい皮膚に生まれ変わるための肌の新陳代謝「ターンオーバー」にも保湿が必要だといわれています。
乾燥肌や敏感肌の場合、ターンオーバーの周期が通常より早い状態になってしまっており、育ち切っていない皮膚がどんどん重なっていってしまいます。
ターンオーバーを正常に行うために、お肌の潤いを保つようにしましょう。
やけどやカミソリ負けが原因の場合、症状の度合いによっては皮膚科での治療が必要になります。
栄養不足が原因の場合、毎日の食生活を改善することで肌荒れを防ぐことが可能です。
(まとめ)「痛い」肌トラブル、何かの病気の兆候なの?
敏感肌や乾燥肌になると、皮膚の角質層が薄くなるといわれています。
これにより肌のバリア機能が低下すると、外部刺激を受けやすく、ピリピリとした痛みを感じることがあります。
「肌にピリピリとした痛みを感じる」ことの原因にはいくつかあります。
皮膚の角質層が薄くなった状態の乾燥肌や敏感肌、日焼けによるやけど、偏った食生活による栄養不足、ムダ毛の自己処理によるカミソリ負けなどが挙げられます。
敏感肌や乾燥肌は、皮膚の角質層が薄くなっている状態で、肌のバリア機能も低下していると考えられています。
そのため、外部刺激を受けやすく、神経への刺激や真皮層の炎症などによってピリピリとした痛みを感じることがあります。
肌がピリピリと痛い時、乾燥肌や敏感肌が原因の場合は、保湿をしっかりと行うことで角質層を育て、ターンオーバーを正常化することが大切です。
原因によっては、皮膚科での治療や食生活を改善することも必要になります。

