- 2017-9-12
- 症状
赤みがある、化粧水がしみるなどの肌トラブルはひ薄化が原因だと考えられます
赤みがある、化粧水がしみるなどの肌トラブルは、皮膚のひ薄化が原因だと考えられます。
ひ薄化とは、皮膚が薄くなってしまっている状態のことをいいます。
主な原因として、加齢によるコラーゲンや女性ホルモンの減少が挙げられます。
また、間違った肌のお手入れもひ薄化の原因になります。
目次
皮膚がひ薄化すると、肌に赤みが出たり化粧水がしみたりします
きちんと肌のお手入れをしているはずなのに、肌に赤みがある、化粧水がしみるという方は、意外に多いといいます。
このような肌トラブルは、皮膚のひ薄化が原因で起こるといわれています。
ひ薄化とは、皮膚が薄くなってしまっている状態のことを指します。
皮膚が薄くなると、肌の細胞や角質層への刺激がダイレクトに伝わりやすくなります。
例えば、紫外線やアレルゲン、洗顔の際に摩擦などの外部刺激のダメージを受けやすく、肌の水分保持力も弱いため、乾燥肌を招く恐れもあると考えられています。
皮膚が薄くなると、肌の真皮にある毛細血管が浮き出て見えるようになりますし、紫外線ダメージはもちろん、乾燥によってお肌が炎症を起こしてしまうことがあります。
これらが肌に赤みが出てしまう原因だといえるでしょう。
また、炎症が起こっている時は、皮膚の内部にある神経も敏感になっています。
化粧水をつけてしみる時は、炎症が起きている可能性があります。
ひ薄化の原因には、コラーゲンや女性ホルモンの不足などが挙げられます
肌に赤みが出たり化粧水がしみたりするのはひ薄化によるものだと考えられますが、そもそも、皮膚がひ薄化してしまう原因とは何なのでしょうか?
まず、ひ薄化の大きな原因として挙げられるのが、コラーゲンの不足です。
コラーゲンは年齢と共に減少していくものですが、健康な皮膚を作るために必要不可欠な栄養素だといわれています。
つまり、コラーゲンが不足してしまうと、新しい皮膚が育たないということになります。
また、女性ホルモンの分泌も加齢とともに減少していくといわれていますが、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」はコラーゲンの生成をサポートするホルモンと考えられています。
ですから、女性ホルモンの分泌が衰えることがコラーゲンの生成にも大きな影響を与えるといえます。
さらに、女性ホルモンは肌細胞の新陳代謝である「ターンオーバー」にも関わっているため、ひ薄化と密接な関係があるといってもよいでしょう。
ひ薄化のもうひとつの原因に、間違った肌のお手入れが挙げられます。
例えば、自分に合っていない化粧品を使っていることや、洗顔の回数が多すぎる、摩擦により肌にダメージを与えている、保湿不足などです。
ひ薄化は保湿ケアや食生活の見直しなどで改善が可能です
皮膚がひ薄化してしまった時、どのように改善していけばよいのでしょうか?
まず、ひ薄化してしまった原因として炎症を起こしていることが考えられます。
炎症を抑えるためには保湿ケアを行うことが非常に重要だといえます。
コラーゲンが配合された化粧品の他に、セラミドが配合されているものもひ薄化を改善させるのに有効だといわれています。
セラミドには角質層の水分保持力を高め、外部刺激からお肌を保護するバリア機能を正常化する効果があるといいます。
また、スキンケアだけでなく、食生活を見直すことで内側からのケアも忘れないようにしましょう。
コラーゲンはタンパク質から生成されているといいますから、タンパク質の摂取を心がけるようにすると良いです。
さらに、コラーゲンの生成をサポートする「ビタミンC」の摂取も大切だといわれています。
ビタミンCを含め、ビタミン類は肌トラブルを防いでくれる効果のあるものばかりですので、積極的に摂取しましょう。
(まとめ)化粧水がしみる!赤みがある肌トラブルの原因は?
赤みがある、化粧水がしみるなどの肌トラブルは、皮膚が薄くなってしまう状態「ひ薄化」が原因と考えられています。
加齢によるコラーゲンや女性ホルモンの減少、間違った肌のお手入れがひ薄化の原因になります。
皮膚が薄くなることで外部刺激のダメージを受けやすく、乾燥肌になりやすい状態のことをひ薄化といいます。
ひ薄が起きると、肌に赤みが出たり化粧水がしみたりするといわれています。
皮膚がひ薄化してしまう原因として、加齢によるコラーゲンや女性ホルモンの減少が挙げられます。
コラーゲンや女性ホルモンは皮膚を作るために必要で、肌細胞の新陳代謝にも必要不可欠だといわれています。
皮膚がひ薄化してしまった時は、コラーゲンやセラミドなどが配合された化粧品で保湿ケアを行うと良いです。
また、普段の食生活でタンパク質やビタミンCを摂取するなど、内側からのケアも必要だといえます。

