- 2016-12-4
- スキンケア
乾燥肌はデリケートなため、エタノール配合の化粧水は避けるべきです
エタノール配合の化粧水によって乾燥肌になる危険性があると言われています。
化粧水に含まれているエタノールには悪いイメージがありますが、肌にとって良い作用もあります。
しかし、乾燥肌の場合は肌がとてもデリケートな状態ですのでエタノールの刺激が強すぎてしまいます。
目次
化粧水に含まれるエタノールにはさまざまな作用があります
化粧水に含まれるエタノールは、肌を乾燥させる、肌荒れの原因といったイメージが強くあります。
確かにエタノールは肌への刺激が強いと言われています。
しかし、エタノールには良い作用もあります。
- 水と油を馴染ませる乳化作用
- 殺菌、防腐作用
- 肌をさっぱりさせる作用
- 肌を引き締める作用
- 成分を溶解させる作用
こうしたはたらきが期待できるので、多くの化粧水にエタノールが使われています。
また、エタノールと言っても科学的に合成されたものと植物性の2種類に分けられます。
合成されたものよりも植物性の方が肌への影響は少ないと言われています。
そのため、エタノールが配合された化粧水を使う際には、植物性を選びましょう。
植物性のエタノールは、植物エキスから抽出され、加熱処理をして作られています。
女性の間で人気となっているオーガニックコスメには、植物性のエタノールが使われていることがほとんどです。
しかし、成分表示を見てもエタノールが植物性かどうかは分かりません。
見分ける方法として、使用感が挙げられます。
合成されたエタノールは、肌がスーッとするようなさっぱり感があるのが特徴です。
とは言え、使用感では分からないことも多いでしょう。
そのため、メーカーに直接問い合わせることが確実です。
エタノールは乾燥肌の原因になることもあります
エタノールが不安視されている最も大きな理由は、肌の乾燥です。
エタノールで肌が乾燥する理由は、蒸発しやすいためです。
化粧水に含まれたエタノールが蒸発する際に、肌の水分まで奪ってしまうのです。
化粧水で水分を補給したはずが、蒸発によって余計に水分不足になってしまう恐れがあります。
前述した通り、エタノール配合の化粧水はスーッとした使用感が特徴です。
実はこのスーッとした感覚が、水分が蒸発している証拠でもあります。
そのため、化粧水をつけてさっぱりとした使用感だった場合は、成分を確認してみるべきです。
とはいえ、化粧水はエタノールだけで作られている訳ではありません。
エタノールの配合量が多ければ多いほど、水分が蒸発しやすくなると言えるでしょう。
エタノールの配合量は、成分表示を見ることで確認できます。
成分表示は配合量が多い順に書かれています。
また、エタノール配合の化粧水は、刺激によってアレルギー反応が出る可能性もあります。
エタノールが配合されていない化粧水と比べると、肌荒れのリスクも高くなると言えるでしょう。
そのため、乾燥肌が気になるのであればエタノールが配合されていない化粧水を使うことをおすすめします。
エタノールとフェノキシエタノールは別のものです
エタノールと似た成分にフェノキシエタノールがあります。
同じアルコール成分と思われがちですが、これらは別物と考えて良いでしょう。
エタノールのように肌がスーッとする使用感もありません。
フェノキシエタノールは、防腐剤目的で化粧水に配合されることが多いようです。
フェノキシエタノールは少量でも防腐剤の効果が得られることが特徴です。
配合量が少量で済むため、肌への刺激も少なくて済みます。
とはいえ、エタノールほど刺激は強くないものの、フェノキシエタノールがまったく刺激のない成分という訳ではありません。
それでも防腐剤としてフェノキシエタノールが多く使用されている理由は、防腐剤の中でも安全性が高いためです。
一般的な防腐剤として知られるパラベンは、肌への刺激が強くマイナスイメージの大きい成分です。
パラベンを使用せずフェノキシエタノールを使用することで、パラベンフリーという表示が可能になります。
これこそが、フェノキシエタノールが多く使われている理由と言えるでしょう。
アルコールフリーの化粧水にフェノキシエタノールが配合されているのはどうして?と疑問に思う人も多いようです。
しかし、そもそもエタノールとフェノキシエタノールは別物なので、アルコールフリーの化粧水にフェノキシエタノールが配合されていても不思議ではありません。
(まとめ)乾燥肌にはエタノール配合の化粧水は適していない?
乾燥肌の場合、刺激が強すぎることからエタノール配合の化粧水は避けるべきと言われています。
しかし、化粧水に含まれるエタノールには、悪い作用だけでなく良い作用もあります。
エタノールには、乳化作用や殺菌作用、引き締め作用などがあると言われています。
乾燥肌の場合、エタノールの質に注目して選ぶことが重要です。
合成されたものではなく、植物性のものを選ぶことで肌への負担は少なくなります。
エタノールが配合された化粧水は、エタノールが蒸発する際に肌の水分まで奪ってしまいます。
これによって乾燥肌になる危険性が高くなります。
また、エタノールの刺激によってアレルギー反応や肌荒れを引き起こすこともあるでしょう。
エタノールと名前が似ている成分にフェノキシエタノールがあります。
フェノキシエタノールは防腐剤として配合されており、エタノールとは別物です。
最近では、アルコールフリーの化粧水にもフェノキシエタノールが配合されています。

