- 2019-12-6
- スキンケア
水洗顔は乾燥肌対策としては効果的となることもあります
水洗顔では洗顔料だけでなく、化粧水や乳液などの保湿対策も一切使いません。
乾燥している肌に、これまでの保湿対策を行わないのですから、一時的に乾燥肌が悪化するリバウンド現象が起こる危険があります。
しかし、角質層内部の天然保湿因子や角質細胞間脂質が形成され、角質層のターンオーバーが正常化して乾燥肌が改善されることがあるようです。
水洗顔は洗顔料を使わずに洗い保湿ケアなども行わない方法です
「水洗顔」とは読んで字のごとく、「水」だけで肌を洗い、かつ化粧水や乳液などの保湿ケアをまったく行わない方法です。
「水だけで問題ないのか」と思うかもしれませんが、肌表面に分泌される皮脂は、水だけで洗い流すことができるといわれています。
女性の場合、日中にはメイクをしている人が殆どだと思いますので、夜の洗顔にはクレンジングが必要です
しかし、もし一日中すっぴんでいられるのであれば、朝晩のスキンケアを水洗顔のみに変えてみてください。
一日中外気に触れることによる肌の汚れが気になると、洗顔料を使いたくなるものです。
しかし、洗浄力の強い洗顔料では肌表面の皮脂だけではなく、角質内部の天然保湿因子や角質細胞間脂質までも洗い流してしまいます。
これが肌の乾燥を生み出し、角質は細胞増殖を速めます。
しかし、できた角質細胞は未成熟でバリア機能があまり高くありません。
肌表面の保護機能が弱ることで、肌を刺激から守ることが十分できなくなったり、肌内部から水分が蒸発しやすくなったりするのです。
水洗顔による乾燥肌改善には時間と忍耐が必要になります
水洗顔を行う際のポイントは、何といっても使う水の「温度」です。
水洗顔が、角質内部の保湿因子の流出を防いでくれますが、熱いお湯で洗うと洗顔料を使った場合と同じように保湿因子は流れ出てしまいます。
水洗顔を行うときに適切な水の温度は、ぬるめからちょっと冷たい水です。
そうすることで、保湿因子が流れ出ていくことを防ぐことができます。
ただ、水洗顔を始めたからといって、すぐに乾燥肌が改善するという訳ではありません。
それまで行っていた、化粧水や乳液などによる保湿対策をもまったく行わないのですから、一時的に乾燥肌が酷くなる場合があります。
人によっては、角栓が浮き出てくるなどの、肌のリバウンド現象が起こる場合もあります。
肌内部で天然保湿因子や角質細胞間脂質がきちんと構築され、角質層のターンオーバーが正常に機能するようになるまでには、時間を必要とします。
そして、これが正しく機能するようになってくることで、乾燥肌が改善していくのです。
しかし、肌が悲鳴をあげている場合もあります。
酷い状態が続く場合には、診察を受けしっかりと保湿するようにしましょう。
肌のテカリは実は乾燥肌であるサインです
思春期から20代の男女、あるいは40代までの男性では、Tゾーンや鼻の周りのテカリが気になるものです。
テカリの原因は、もちろん皮脂分泌です。
一日外気に触れた肌を鏡で見ると、この皮脂分泌によるお肌のテカリが気になり、洗顔料を使って洗い落としたくなるものです。
この皮脂分泌は、ホルモンによる影響ももちろんあります。
しかし、年齢を重ねても皮脂分泌量が減らないという場合は、肌内部が乾燥しているサインかもしれません。
肌内部が乾燥し、角質層の保護機能が低下すると、角質層内部の水分はさらに蒸発しやすくなってしまいます。
これを防ぐために、皮脂を盛んに分泌して肌表面を保護し、水分蒸発を防ごうとしているのです。
皮脂がせっかく肌を保護しようとしているのに洗顔料で洗い流してしまうと、肌の保護機能が低下するだけではなく、肌内部の水分まで取り去ってしまい、乾燥はさらに悪化してしまうのです。
(まとめ)水洗顔で乾燥肌は改善するのですか?
水洗顔は水のみで肌を洗い、保湿も行いません。
乾燥肌が悪化することもありますが、肌のターンオーバーが正常化し天然保湿因子や角質細胞間脂質も守られるため、乾燥肌の改善が期待できます。
水洗顔とは、洗顔料を使わず、「水」だけで肌を洗う方法です。
洗顔料を使わないことで、肌表面の皮脂や汚れは落としても、肌内部の保湿に関わる因子が流れ出ることを防ぐことができます。
水洗顔では、ぬるめからちょっと冷たい水を使うようにしましょう。
水洗顔では保湿対策もまったく行わないので、乾燥肌がひどくなったり、にきびができたりするなど悪化する危険もあります。
Tゾーンの皮脂分泌による肌のテカリは気になるものですが、実は乾燥から肌を守ろうとする働きによるものです。
必要以上に皮脂を取り去ろうとすると、乾燥肌は悪化の一途をたどります。
洗顔で肌が乾燥すると皮脂がさらに分泌され、テカリも酷くなります。
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