- 2017-6-12
- 外的刺激
季節の変わり目は乾燥や肌荒れなどの肌トラブルに気を付けましょう
季節の変わり目は、花粉や気温の寒暖差、紫外線量、環境の変化によるストレスなどが原因でお肌が敏感になりやすい時期といわれています。
お肌が敏感になるとバリア機能が低下し、乾燥しやすくなったり肌荒れを起こしやすくなったりします。
目次
季節の変わり目は肌が敏感になりやすいといえます
季節の変わり目の中でも、「冬から春にかけて」の時期は、いわゆる“ゆらぎ肌”になりやすいといわれています。
ゆらぎ肌は、一言で表現すると肌が敏感になっている状態のことです。
ゆらぎ肌になる原因としては、花粉の飛散や紫外線量の増加、環境の変化による精神的なストレス、気温の温暖差などが挙げられますが、これらの条件を兼ね備えているのが「冬から春にかけて」だといえます。
ですから、この時期は特に肌トラブルに気を付けた方が良いでしょう。
肌が敏感になると、バリア機能が低下した状態になってしまいます。
バリア機能が低下すると、お肌の水分が蒸発していくのを防ぐことができなくなってしまうといわれており、紫外線や雑菌、花粉、埃などの外的刺激のダメージを受けやすくなってしまいます。
そのため、肌荒れやシミ、シワ、くすみなどの肌トラブルを引き起こすリスクが高まると考えられます。
また、バリア機能が低下しお肌の水分量が不足することは、ターンオーバーを乱す原因になります。
ターンオーバーが乱れると、肌の細胞が生まれ変わることができなくなり、古い角質がいつまでも排出されず残ったままになってしまいます。
季節の変わり目は時季によって肌トラブルの原因に違いがあります
季節の変わり目はお肌が敏感になるということがお分かり頂けたことでしょう。
では、時期ごとに考えられる肌トラブルの原因について詳しく説明いたします。
冬から春
この時期は、花粉の飛散量が増加するため、アレルギーによる肌トラブルが起きやすくなります。
花粉による肌荒れだけでなく、目のかゆみによる目元の摩擦が小じわの原因になることもあります。
また、急激な温度の上昇により皮脂の分泌量が増え、ベタつく部分と乾燥する部分に分かれるケースも多いです。
春から夏
温度も湿度もともに上昇する時期であるため、肌のベタつきや化粧崩れなどによるかぶれや吹き出物なのが起こりやすくなります。
紫外線量が一年で最も多いといわれる春から夏にかけては、紫外線のダメージも受けやすいといえるでしょう。
夏から秋
夏の間に受けた紫外線ダメージなどの影響がお肌に現れやすい時期だといえます。
夏の間に紫外線対策を怠っていると、シミやそばかすなどの肌トラブルとなってしまいます。
秋から冬
温度も湿度も急激に下降する時期であるため、肌の乾燥によるシワや大人ニキビなどが起きやすいといわれています。
季節の変わり目にはスキンケアの方法を変えると良いです
季節の変わり目の肌トラブルを回避するためには、バリア機能を高めて敏感な肌を守る必要があります。
では、どのようにしたら肌のバリア機能を高めることができるのでしょうか?
洗顔の仕方や洗顔料を変える
まず、洗顔はしすぎれば良いということはないと考えられています。
ですから、洗顔は朝晩だけにするなど、過剰に洗浄するのは控えましょう。
また、洗顔料に含まれている合成界面活性剤が肌のバリア機能を低下させるといわれています。
合成界面活性剤が使用されていないものを選ぶことをおすすめします。
化粧水ではなくクリームを使用する
肌が敏感になっている時に、必要以上に化粧品を使ってしまうと、かえってよくない刺激となることがあります。
バリア機能が低下している時は、肌の保水量を保つ必要があり、そのためには油分の多いクリームなどでフタをしてあげた方が効果的です。
(まとめ)季節の変わり目に気を付けるべき肌トラブルとは?
冬から春、春から夏、夏から秋、秋から冬と季節の変わり目は四回訪れます。
花粉や気温の差、紫外線量、環境の変化などが原因となって肌のバリア機能が低下すると、乾燥や肌荒れを起こしやすくなります。
冬から春にかけての季節の変わり目は、花粉の飛散や環境の変化によるストレスなどで肌が敏感になりやすいといわれています。
肌が敏感になりバリア機能が低下すると、肌荒れや乾燥、シミなどの肌トラブルが起こりやすくなるので適切なケアが必要です。
冬から春はアレルギー、春から夏は皮脂や紫外線、夏から秋は夏に受けたダメージ、秋から冬は乾燥と、それぞれの季節の変わり目によって肌トラブルの原因に違いが見られます。
季節の変わり目は肌のバリア機能を高める必要があり、それには洗顔しすぎないこと、合成界面活性剤が使用されていない洗顔料を選ぶこと、化粧水ではなくクリームを使うことなどが有効だといわれています。

